お知らせ
- 2024年10月31日
令和6年度 まちづくり視察研修ツアー(静岡県湖西市(浜名湖西岸土地区画整理事業))
静岡県湖西市(浜名湖西岸土地区画整理事業)
令和6年度は業務代行方式の組合土地区画整理事業により企業誘致を行った静岡県湖西市の浜名湖西岸土地区画整理組合を訪問し、地域や企業、行政の取り組みを視察しました。
視察内容
1.湖西都市計画事業 浜名湖西岸土地区画整理事業
静岡県の最西端、愛知県との境に位置する湖西市では、地域の活力を創出する新たな産業の立地を促進するために土地区画整理事業が行われている。当該事業は、幹線道路等の公共施設の整備改善により健全な市街地を造成し、土地の利用増進や良好な宅地(工業用地)の供給を図ることを目的としている。
基本方針として、道路は地区東部を南北に計画されている都市計画道路(大倉戸茶屋松線)を主要道路とし、地区外周及び地区外既存道路を連絡する区画道路を配置する。また、本地区は最大高低差約50mの丘陵地であるため、都市計画道路の縦断計画や現況道路との取り付けを考慮し、良好な工業地を想定して整備する。 地区の用途地域は全域が工業専用地域のため、居住人口は計画しないことから、公園について計画しない。
2018年3月、トヨタ自動車の電池製造子会社のプライムアースEVエナジーと事業地内に用地取得を前提とした協議書を締結した。同社は第1~第3工場の建設を計画しており、第1工場は2024年に稼働開始した。2023年9月には、地区東部を南北に計画されている都市計画道路「(通称)バッテリーロード」が開通し、地域産業の発展に向けて着々と進められている。