天竜区二俣

「活力ある二俣再生プロジェクト」
歴史資産や自然環境を活かして、まちの再生を!

二俣は、北遠地域と浜松市街地を結ぶ中間地域であり、かつては天竜木材や繭の取引場所として繁栄しましたが、やがて時代と共に産業や社会構造が変化して、人口減少や住民の高齢化が進み、昔の賑わいが消えつつあります。しかし、まちには当時の繁栄の面影を残す古い旅館や大小のお蔵、昭和初期の洋館など歴史的な建造物や街並みがひっそりと残されています。また、鳥羽山や二俣城址の里山に囲まれて町の中を二俣川が流れる景観は、まちと自然が調和して美しく、どこか懐かしい静かな情景です。

地元の皆さんは、“景観”をキーワードに平成19年度に半年間のワークショップを開催して、二俣の良さすばらしさを再認識しました。そして、『二俣みがきの会』がその成果をまとめ、さらに発展させて提案した「活力ある二俣再生プロジェクト」が、内閣府の『平成20年度 地方の元気再生事業』として採択されました。その取り組みを紹介します。

目指す再生の姿

「活力ある二俣再生プロジェクト」とは、二俣川とその周辺の自然環境、歴史的建築物などの地域資源を活用し、地域環境の再生を図り、地域を活性化し、地域住民が安心・快適に暮らせる生活環境の構築を目指すもので、下記の五つの取組みで構成されていました。

取組1:保存すべき建物の調査

歴史的建築物の調査として、実測調査や写真撮影を行い、その価値を再認識しました。今後は、同意を得られた資料を公開することで、地域遺産としての価値を共有し、まちなみの中の立ち寄り処として公開させていただけるよう、途を探っていこうと考えています。

取組2:北遠アンテナショップづくり

平成20年11月2日~12月14日 アンテナショップ「天」実験営業しました。今後も二俣みがきの会の事務所として使いながら、店舗として展開していけるよう努力してまいります。

取組3:路地を活かした回遊ルートづくり

平成20年11月15日(土)回遊ルートを選定するための散策ツアーを実施しました。路地沿いの建物などの歴史を聞きながら候補ルートを散策し、人気投票を行いました。そして平成21年3月、「二俣 まちなか お宝マップ」を作成、配布しました。

取組4:竹林整備と広葉樹木植生調査

里山に放置された竹林の整備として、二俣小学校西側の竹林(公有林)の整備を行いました。遊歩道を中心に見違えるほどきれいにすることができました。

取組5:二俣まちづくり再生マネージメント

それぞれの取組みが連携して進められるように調整し、またホームページやニュースレターでこの活動を広く地元住民や一般市民へ情報発信しました。

「平成20年度 地方の元気再生事業」としての活動は終了しましたが、二俣みがきの会の活動は続いていきます。今後とも変わらぬご支援をお願いいたします。

古い建物やお蔵がたくさん残っています。

杉や雑木の里山が竹薮に替りつつあります。

二俣川は歩いて渡れる楽しい仕掛けが…

二俣みがきの会とは

商店会や自治会・おかみさん会などそれぞれの分野で活動する団体が連携して結成。活動テーマは「二俣の街に眠る宝物を再発見し、みがき、育てて、より豊かに暮らし続ける二俣のまちを創る」現在の会員数は約40名。二俣を愛する会員募集中!

地方の元気再生事業とは

地方の実情に応じた先導的な地域活動など、地域の創意工夫による自主的・持続的な取組について、立ち上がり段階から国の支援を受けることができる制度。20年度は全国1186件の提案の中から120件が採択された。調査や社会実績などソフト事業が支援対象。


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